取材記_本宮石鹸工業所
雷が落ちてびっくりするように、汚れが落ちてびっくりすることから「サンダー(雷)」
色がほんのり赤いことから「レッド(赤)」
なんとも楽しいネーミングで親しまれているサンダー・レッド純粉石鹸。
作っているのは、東京都豊島区にある『本宮石鹸工業所』。創業90年の老舗石鹸屋さんです。
サンダー・レッドを作った二代目のお父様の跡を継ぎ、現在は三代目の鈴木玲子さん(長女)、松原美子さん(三女)が製造・販売をされています。
サンダー・レッドの特徴は「とにかくシンプル」ということ。原材料は大豆油と、苛性ソーダの、たった二つだけ。大豆油は、醤油を作った残りの油を使用しています。
だからこんな循環になります。
自然を守りながら、そ恵みを持続可能な形で利用。「自然の循環の中に自分があるということを伝えたい」そんな想いがあります。
工場もいたってシンプル。機械は二つしかありません。
反応釜と呼ばれる大きな釜で、油と苛性ソーダを混ぜます。
すると、発生する反応熱で固まります。
↑釜から出している時の写真
↑時間が経つと固まります。手で触るとポロポロと崩れます。
その塊を、粉砕器で細かく砕き、袋につめたら完成です。
加熱にエネルギーを使わず、排水も出ない。作る工程も環境に優しいことが分かります。
いろいろな石鹸を作ってきた本宮石鹸工業所ですが、1950年後半に「本物」を求め、サンダー・レッド一本に絞りました。合成洗剤が主流になっていた時代に逆い、添加物を一切使用しない方法を残したのです。
「ごまかしのない石鹸だという自信があるから、作る・売る満足感をもてるんです。」製造者の鈴木さんが、今日まで作り続けられている理由です。
↑三代目鈴木玲子さん
そんなサンダー・レッド、洗濯、食器洗い、お風呂やトイレ掃除、溶かして壁紙や窓ガラスをふいたり、なんと犬や猫のシャンプーにも使えます。
粉石鹸と聞いて気になるポイントが「水に溶けるの?」ということ。
ヤシ油などが材料の場合、固まる温度が高く、水に溶けにくいので、そんなイメージが定着していますが、大豆油が固まる温度は、マイナス7度。
水によく溶けるので、お洗濯の際、洗濯物に直接ふりかけて洗っていただけます。我が家はドラム式洗濯機ですが、問題なく使えています。
食器洗いにお使いの場合は、空き瓶に移し替え、蓋にキリなどで穴を開けると粉が少しずつ出てくるのでオススメです。
そのままスポンジにふりかけて洗うと、しっかり泡立ってくれます。
学校給食の食器洗いに使用されているケースもあり、「給食を作る職員さんが、誰一人として手荒れをしない」という定評があります。手の乾燥が気になる方はぜひ試してみてください。香料を一切使用していない為、洗った食器に香りが残るのが気になる方にもオススメ。
当店では3種類の大きさをご用意しております。ちょっと使ってみたくなった方に…480gのお試しタイプ。
サンダー・レッド純粉石鹸 480g ¥850+tax
いいなと思った方には、1.5kgと、たっぷり使えてお得な5kgがございます。
サンダー・レッド純粉石鹸 1.5kg ¥1,820+tax / 5kg ¥5,400+tax
環境にも肌にも優しいサンダー・レッド。
これひとつで、色々なお掃除にお使いいただけます。
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