取材記_志和地窯
暮らしの店enに欠かせない、志和地窯の器たち。
志和地窯 / カップ&ソーサー made in hiroshima,japan / ¥3,000+tax
志和地窯 / 長皿 made in hiroshima,japan / ¥2,000+tax
静かな田園風景が広がります。
窯の名前には、この土地を大切にしていきたいという想いが込められています。
志和地窯の佐藤俊郎先生は、17歳の時から陶芸の道に入られ、今年で58年目。
お弟子さんをとられず、お一人で作陶されています。
兵庫県の丹波立杭窯で4年、倉敷のみなと窯で14年修行された後、独立されました。
倉敷では河井寛次郎氏や、濱田庄司氏、バーナード・リーチ氏など、民藝運動の中心的な方々にお会いするという素晴らしい環境の元、勉強されました。
工房には佐藤先生が撮影した、濱田庄司氏とバーナード・リーチ氏の写真が…
掲げられた河井寛次郎氏の言葉
今は使われていない京都式の登り窯。
1979年に、佐藤先生がご自分で作られました。
登り窯の内部はいくつかの部屋に分かれており、下から炊き出した火で焼き上げていきます。
非常に高温で、長い時間をかけて焼いていくため、
温度管理や薪の入れ方、タイミングが難しく、熟練した職人技が必要とされます。
火が入っていた頃の登り窯
佐藤先生の作品で、一貫して変わらないのは、粘土から作ること。
素材にこだわって粘土から作る陶芸家は少なくなっているそう。
面取りや色付けなど、手で作業されることが多い佐藤先生。
道具にも年季が入っています。
工房には、お好きな落語のカセットがたくさん。
工房の隣にあるギャラリーには、作品が所狭しと並びます。
志和地窯をもっと知りたい、という方は是非訪れてみてください。
「日常使いしてほしい」という想いを込めて制作された志和地窯の器たち。
その想いは長年変わらず、作品に表れています。
手仕事にこだわって作られた器は、生活にすっと馴染みます。
ぜひ一度、お手に取ってみてください。
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